【映画】ジョン・ウィック チャプター3パラベラムを見てきた!
こんにちは!
先日会社の先輩と映画ジョン・ウィック チャプター3パラベラムを見てきました。
たまたまNetflixか何かで見てドハマりしてから、前回のチャプター2も映画館に見に行くほど好きになったジョン・ウィック。
今回が第三部ということで、毎度迫力あるバトルシーンがどのようになったか楽しみにしておりました。
ということで、今回はジョン・ウィック チャプター3パラベラムの感想を書きたいと思います。
※以下ネタバレ含むのでこれより先はご用心。
ジョン・ウィック チャプター3パラベラムの感想
最初に本作や前回までのあらすじについては、コチラが分かりやすいです。
さてさて、感想ですが、面白かった点を挙げると、
・迫力のアクションシーン4割増し
・ジョンの過去が分かる
・謎だった主席連合が明るみになる
・目的と手段
・パンク精神
でしょうか。
一つずつ解説していきます。解説というか思ったことですね。
・迫力のアクションシーン4割増し
ジョン・ウィックと言えば臨場感たっぷりのアクションシーンが売りだと思います。
POVというわけではありませんが、ゲームのバイオハザードシリーズのようなジョンの少し後ろから撮影していることで、次々に敵に襲われては撃退していく感じは自分がジョンになったかのように錯覚します。
また、今回のチャプター3では毎度本当に敵を絶命させているんじゃないかと思う程、リアルなやられ方。
ジョンが敵の目にナイフを突き刺すんですけど、完全に刺さしてる感があります。CGだと思いますけど。
そして、今回はハル・ベリー演じるソフィアが登場し、過去作品では無かったジョンとの共闘シーンもあります。
で、このソフィア登場時のアクションシーンで凄かったのが、ソフィアのボディーガードであり相棒のシェパード(かな?)2匹のアクションシーンです。
ジョン・ウィックで登場するコンチネンタルなどで使える金貨があると思いますが、その金貨を作っている鋳造所に行って管理人ベラーダ(ジェローム・フリン)に会いに行きます。
主席連合の中でもかなりの上役にも拘らず愛犬が撃たれたことで憤ったソフィアはベラーダを殺そうとします。まぁ当然鋳造所のボディーガードたちと戦闘になります。
その中でのアクションなんですが、ソフィアが危なくなるとものすごい勢いで走ってきて、敵の腕や股間に噛みつきます(痛い)
その勢いたるや大の男がひっくり返るほどですからね。スタンドの人お疲れさまです。
他にも全体的にアクションシーンが多かった印象です。
日本の暗殺グループという設定だと思うのですが、寿司屋の職人が首席連合の暗殺部隊ということでアクションシーン満載です。
ちなみにその暗殺グループ登場の時に、裁定人が寿司屋に依頼に行くのですが、BGMがきゃりーぱみゅぱみゅの忍者りバンバンでした(笑)
・ジョンの過去が分かる
今回のチャプター3では、ジョンの過去が少し垣間見えます。
というのは孤児だったジョンが育ったルスカ・ロマというベラルーシ系のマフィアの元を訪れるからです。
ルスカ・ロマではバレエをはじめレスリングなどの練習が行われています。
役名がディレクター(演出家:アンジェリカ・ヒューストン)というのも面白いですが、一族の一員から離脱する代わりにカサブランカまでの逃亡を懇願していました。
それほど深くは追求されませんでしたが、ジョンの殺し屋としての実力が培われた背景が見えました。
・謎だった主席連合が明るみになる
コンチネンタルをはじめルスカ・ロマもそうですが、全ては首席連合(ハイテーブル)の参加にあります。
首席連合の全貌やその他のメンバーはわかりませんでしたが、今回は首席連合の首長(サイード・タグマウイ)が登場しました。
中東にそのルーツがあるようですが、絶対的な権力と力を持った感じはしましたね。
そもそも首長に会うのに砂漠を当てもなくひたすら歩くという点からも、居場所は明かさないという秘密主義ぶり。
とはいえ、いきなり首席連合の首長が出てきて本物か訝ってしまいますね。
次回作では首席連合との対決なので、この首長が本物かは次回作で分かりそうです。
・目的と手段
さてここからは自分の勝手な解釈ですが、今回のチャプター3では初めてジョンの内面の葛藤が描かれていたように思います。
というのは、ジョンは首席連合から追われる身となり、さすがにやばいと思ったために首長に会ってやり直すチャンスをもらいに行きました。
ギブアンドテイクの関係(というか搾取?)という事もあり、ジョンの掟破りを許すかわりに大切なものを差し出せという事で、自らの薬指を詰めて亡き妻との思い出が詰まった結婚指輪を首長に差し出します。
そして今後は一生主席連合の配下で殺し屋として生きることになります。この時点では、それでも1日も長く生きて妻との思い出を忘れないでいたいと思うジョンでした。
その後、コンチネンタルでの自分の掟破りの不始末を精算するべく、ウィンストンの元へ向かいます。
そこで、ウィンストンはジョンの手で葬られるなら本望だが、ジョン自身はそれで良いのか?と質問します。
妻との思い出を想いながら主席連合の配下で一生不自由に暮らすのか。
それとも戦って真の自由を手にするのか。
選択を迫られたジョンはウィンストンと共に主席連合に歯向かう決心をします。
このシーン自体が過去作品には無いジョン・ウィック自身の内面の問題を取り上げています。
それだけでも驚きなのですが、示唆している内容は”奴隷”か”自由”かというもの。
こうした表現を見ている側の解釈して強大な力の前では奴隷でいるのか?それとも立ち向かって自由になるのか?と言われる気がしました。こうしたメッセージ性というものもジョン・ウィックでは珍しいのではないでしょうか?
どことなくパンク精神が感じられます。
また、ジョンが指を詰めて指輪を差し出した場面で思ったのは、手段と目的を間違うことのリスクです。
ジョンの目的はあくまで亡き妻との思い出を大切にすることです。
ただそれには”殺し屋ではない(組織から自由)”という前提があります。
ただ、妻との思い出を噛みしめながら生きるのであれば、ジョンは殺し屋のままで良かったのかもしれません。
しかし、妻のために殺し屋を引退したのにも関わらず、目的のために殺し屋に戻るということは妻との思い出を大切にしているようで、その実目的を忘れた手段でしかないということになってしまいます。
これを会社で働く人に置き換えるならば、人生を謳歌するという目的に対して、人生を謳歌するために必要なお金を稼ぐという手段がいつの間にか目的になって、会社の奴隷になっている…というのと同じじゃないかと思いました。
ジョンは主席連合の元で殺し屋としている限り妻との思い出に浸れますが、実際には何も自由ではなく不自由なジョンを果たして亡き妻が喜んでくれるのでしょうか?
答えはNOだと思ったからこそ主席連合に立ち向かっていったのだと思いました。あなたはどう思いますか?
・パンク精神
ジョン・ウィックを見ていて今回思ったのは、ファッションとしてパンキッシュな恰好をしている人が多く出ている点です。
と言っても、主席連合の元で働くオペレーターのお姉さまたちなんですが。
最初はこの現代において、昔の電話の交換士のようなことをしていたり、windowsよりも前のパソコンで情報を打ち込んだり、メールをしたりしているというギャップを更にパンキッシュな人たちが行っているということで、より地下組織感を演出しているのかと思いました。
バワリー・キングも伝書鳩を使い情報のやり取りはするものの、データなどで痕跡を残さないようにアナログをフル活用しています。
まぁこの辺りは映画の演出ではあると思いますが、主席連合の元で働く管理部のオペレーターたちは何を表しているのか?と考えた時に、個性的な主張をしながらも組織の中で従順に働く現代人を表現しているんじゃないかと思いました。
今後の展開は予想も出来ませんが、分かっているのはジョン、バワリーともしかしたらウィンストンvs主席連合という構図です。
バワリーもチャプター2でジョンに味方をしたことから主席連合によって裁きがありました。
それに憤りウィンストンに裏切られた(と思われる)ジョンを救出して主席連合へ反旗を翻すであろう場面で映画が終わりました。
主席連合という絶対的な権力を持つ組織を相手に勝ち目のないケンカをふっかけるというのは、まさに現代が失いつつあるパンク精神なのではないかと思ったわけです。
アンダーグラウンドの輩が、いいとこどりで自分たちの都合の良いように振る舞い搾取する主席連合を倒そうとする。。。
権力に立ち向かうパンク精神を感じました。
次回作ジョン・ウィック チャプター4はいつ?
さて、ジョン・ウィック チャプター4にあたる次回作ですが、公式にアナウンスされているのは2021年の5月のようです。
今回のチャプター3はジョン・ウィック パラベラムでした。
このパラベラムについては、作中でウィンストンの口から「戦争の準備をせよ」という意味が語られます。
次回作での主席連合との戦争を準備するという位置づけであることが分かります。
誰を倒すべきなのか、既にジョンはもう狙いを定めています。
過去に狙った獲物は必ず仕留めてきたジョン。
次回作では首長の首はもちろん主席連合は解体される位のインパクトを与えてくれそうです。
まとめ
ジョン・ウィックではアクションが見どころの一つですが、キャストもいいですよね。
今回のチャプター3で言えば、裁定人として登場したエイジア・ケイト・ディロンなんて完全に地獄からの使い感が出ていました。
ちなみに自分と同い年なんですけど、同じ年齢とは思えないです。なんていうか深みがありますね。。。
前回で言えば、ろうあ者の凄腕ボディーガードのアレス(サンティアーノのボディーガード)ルビー・ローズもかっこよかったです。
他にもアダムス・ファミリーでモーティシア・アダムスを妖艶に演じていたアンジェリカ・ヒューストン(演出家役)など、カッコいい女性が多く登場します。
コンチネンタルのコンシェルジュのシャロン、ジョンを追い詰める暗殺者のゼロもいい役を演じていました。
特にゼロはジョンを追い詰めるくらいの暗殺者でヤバイと思いきや、ジョンのファンだというコミカルな一面もあり面白かったです(笑)
それからもう一つ、男心をくすぐるのは装備を整えるシーンでしょうか。今回で言えばニューヨークコンチネンタルで主席連合の部隊と対決するにあたり、装備を整えていました。
前回だとローマのコンチネンタルで仕立て屋で装備を整えていましたが、あぁいうシーンはワクワクしちゃいますね。
他にも細かい部分で世界観作りが行われているので、映画の世界に浸かれます。
次回のジョン・ウィック チャプター4は2021年の5月。
完成が楽しみですね。
それでは!