こんにちは!
今日は、交通事故の時に連絡する保険会社のコールセンターで昔働いてたという会社の同僚から聞いた、車の接触事故の時に伝えた方が良いことについてお話したいと思います。
ちなみに、事故にあった時に何を伝えたら良いと思いますか?
予想しながら話を読んで頂くと内容が覚えて起きやすいので、いざとという時に役立つと思われます。
事故の時にすること
交通事故にあった時にすべきことはいくつかありますが、一応よく言われている項目プライオリティの高い順番に並べてみました。
・自分(と同乗者)の安全確保
・相手側の安全確保(ケガをしている場合などに救急車を呼ぶなど)
・警察への連絡
・お互いの免許証を確認し連絡先を交換する
・保険会社への連絡
私も一昨年追突の事故にあいました。
後ろの車がスピードを落とさずに突っ込んできたのです。
自分と妻が乗っていましたが、大事には至らず相手方もケガをされた様子はありませんでした。
交通量が多い片道一車線の道路でしたが、仕方なく車を停めて警察に連絡をしました。
その後の流れはうろ覚えなのですが、相手の方と連絡先を交換する前に保険会社に連絡していたと思います。
保険会社の方に聞かれたことは、自分のケガが無いかや車の状態、レッカーが必要かどうか?などの情報でした。
車の状態としてはリアバンパーが外れかかっていましたが、自走することは可能だったことや自宅まですぐだったので、レッカーの手配はせずに代わりに代車の手配をお願いしました。
また、修理になるので車の引取に来るという話をされたと思います。
幸い夜勤明けだったので、警察の事情聴取(?)と帰ってから代車の受け取りと車の修理の引渡しをしました。
保険会社への連絡の時に伝えるべき内容は?
さてさて、いよいよ本題なんですけど、ここまで読む間に何を伝えたら良いか分かりましたでしょうか?
ちなみに、万が一怪我をしていたり、身の安全に関わる場合は保険会社への連絡は後回しになると思います。
今回は、双方で怪我は無いけど車はダメになった時という状況化での話になります。
で、結論をお伝えしますと、
「車両状況を伝える」
です。
特にレッカーが必要になるくらい、車が破損している場合は特に車の状況をコールセンターの方のお伝えした方が良いです。
この時に、自分から情報を伝えるよりも、コールセンターの方の質問に対して回答して言った方が良いです。
なぜかというと、一日に何件も事故対応をされていますから、効率的な対応の流れを熟知されているからです。
自分もそうでしたが、ついついあれもこれも言わなきゃと思うことがたくさんあって、矢継ぎ早に情報を伝えてしまうんです。
事故の発生時の状況や、その時の自分のこと、相手の運転、お互いのケガの具合や警察が来ているかなどなど。
ただ、これらの事柄は不必要な情報ではありませんが、実際にその情報が必要になるのは後からでも十分な内容があるので、まずはコールセンターの方の質問に答えるという点を覚えておきましょう。
それが何故かというと、先ほどの車両の状況を伝えるという理由でもあるのですが、コールセンターの方は電話をしながら様々な情報を集めると同時に、手配をする事柄があるからです。
その一つに、レッカー車の手配があります。
事故にあって車が動かなければレッカー車の手配が必要になります。
レッカー車の引渡しには基本的に立ち会う必要がありますが、出来るなら早く引き渡してしまいたいですよね?
ただ、いつまでも車両の状況を伝えなければレッカー車の手配はその分遅れることになります。
また、同時多発的に何台もの車がレッカーが必要になったとします。
保険会社はその地域ごとにレッカー車が出せる会社と契約をしています。
しかし、その契約というのは会社にもよるかもしれませんが、色々な保険会社が契約をしているのだそうです。
例えば、あなたが3台が絡む事故にあい、あなたを含めた3台の車すべてがレッカーが必要になったとします。
最寄りにあるレッカーを出せる会社にレッカー車の台数が通常3台あったとして、内1台は別の所に行ってしまい、残りの2台が出動出来た時に、他の2台が先に保険会社へレッカー車の手配をしたとするとどうでしょう?
あなたの車をレッカーしてくれるレッカー車は、別の地域から来ることになり、最寄りから来たレッカー車よりも遅くなってしまいますよね?
こうした事が実際に度々あったと元コールセンターの同僚は教えてくれました。
レッカー車の手配をしようとしたが、同じ現場に向かってすでに出発してしまったということが何度もあったそうです。
コールセンターの方は電話をしながらレッカー車の手配をされるのだそうです。
そうしたこともあり、事故にあった時にはコールセンターの方の質問を聞いて、車両状況を伝えることが大切になります。
ちなみに、その同僚曰く基本的にコールセンターの方は、相手に喋りたいように喋らせるようにしているとのこと。
その理由は、事故にあった人は(自分もそうですが)基本的にテンパっているからです。
話すことで落ち着いたり、一通り言いたい事を言い終えると、必要な情報を聞くために質問しても素直に応対してもらえるのですが、事故の興奮が収まっていない状況で必要な情報を聞き出そうとしても、話を聞かないばかりか対応に不満足さを感じてしまうのだそうです。
必要なことは正しい情報を正確にヒアリングすることです。
相手の状態を理解するためにも話をさせてしまうというのは一つの有効な手段とのことですが、コールセンターの方からすれば先にレッカーを手配した後でも、じっくり話を聞くことはできるので、先に車両状況を伝えてしまった方が良いのだそうです。
まぁ実際に事故にあうとそこまで冷静にはなれないかもしれません。
ただ、早くレッカーに来てもらおうと車両状況だけを懸命に伝えたとしても、それ以外に優先すべき質問事項があるかもしれません。
可能な限り冷静になって、コールセンターの方の指示に従った方が結果的にお互いのためになると同僚は言っていました。
出来るなら一生交通事故には巻き込まれたくないですが、もし、万が一交通事故にあってレッカーが必要な場合は、保険会社の方の質問に答えるようにすれば、余計な消耗はしなくて済むかもしれません。
どんな時も冷静さを保ち、安全運転でいることが大切だと改めて思いました。