休日の散歩で出会った棗~東京国立近代美術館工芸館に行ってみた~

初めまして。umiブログのシンイチです。

これまで色々とブログを作ってきましたが、専門的なものを発信したいと思いながらも、日常についても発信していきたいと思うようになりました。

雑多な日記感覚で書いていこうと思います。


深堀りしたいネタについては、別のブログにて投稿していこうと思いますが、基本的に日常のことを中心に、日記や、誰かのためになりそうな情報を書いていこうかなと思います。

これまで情報をまとめる系のブログは作ってきましたが、自分の日常の日記を継続的に書くことがなかったので、ちょっとやってみようと思います。

ってことで、最初にこの前の休みの日に出会った色々な良かったものを紹介がてら感想などを書いてみようと思います。


犬も歩けばなんとやら

先日、健康診断がありました。
夕方から秋葉原で用事があったので、早く終わった後暇だったので散歩をすることにしました。

その時のコースはこちら↓。

先に散歩コースだけお伝えすると、
神田→東京国立近代美術館工芸館→北の丸公園→千鳥ヶ淵公園→乃木神社→乃木坂駅
というコースです。

久々に10km近く歩いたので疲れました。
まぁかなり運動不足なので時には良いかなと思いました。

天気が良くて少し風が寒かったものの、日が出ている場所を歩いてる少し汗ばむくらいで気持ちよかったです。

その散歩の途中で出会って驚いたのが人間国宝が作る棗でした。


東京国立近代美術館工芸館で人間国宝の棗に出会う

神田から皇居方面に向かって歩いていたら、東京国立近代美術館がありました。

美術館の方は催し物が分からず素通りしたのですが、その先にあった工芸館では
「棗にまつわるエトセトラ」
と、題して何やら工芸品の展示が行われているようで、入館料も250円だったので行ってみました。

↑東京国立近代美術館工芸館

棗にまつわるエトセトラだけじゃイマイチ分からないと思いますので、コチラを参考にしてみてください。

入り口で250円を払って(+250円で美術館も観られるチケットもありました)上着とカバンを無料(後で100円が戻るやつ)のコインロッカーに入れて、いざ棗を見にいきました。

自分は日本の伝統工芸品など全然関心が無かったのですが、これが意外と面白いというか見るだけでもワクワクしちゃう内容でした。


展示してあるのは、棗という種類?の茶葉や昔は薬などを入れた小さい器をメインに漆塗りのお盆や重箱みたいなものから、陶器、着物や絵画(これは2作品)などでした。

茶道の心得ございます~という感じの着物マダムたちが、しきりと関心しながら鑑賞しています。
(ちなみに着物を着ていくと入館料が200円になる模様)

基本的な形のものから、徐々に発展していった作品が順番に並べられています。

「中にはどうやって作ってるの?」と思うような作品や、「日本の技術力おそるべし・・・」と思わされる圧巻の作品がありました。


今回の展示会は写真撮影がOKなようで、私も気になった作品を一つだけパシャリ。個人所有の展示物の一部はカメラ撮影×となっています。

この箱?のデザインが凄くて、見る角度で色合いが鮮やかに変わるので思わずパシャっちゃいました。

携帯カメラだと綺麗に撮れないので、他はとりませんでした。
こんなことならカメラ持参をすれば良かったなぁとぼやきたくなります。


作品の中には作者が残した言葉と一緒に展示されているものがあり、印象に残った言葉を紹介します。

「もっとも美しい線は、削り進めるうちに一度しか訪れない」
人間国宝 故・黒田辰秋さん

上記の言葉は逆に、削り進めることでしかもっとも美しい線には出会えないという事でもあります。

また、削り進めていけばもっとも美しい線に出会えると捉えることもできるなぁと思いました。
ただ、そこに到達するには果てしない失敗の繰り返しがあるかもしれません。

とは言え、失敗を繰り返す中でどうやって望む線が手に入るのかを試行錯誤するからこそ、自力もついて気が付けばレベルアップするのと同時に、思い描いた作品を生み出せる。

そこには大きな喜びがあるんだろうなぁ~と思うと、自分もじっくりと自分が望む線を描きたいなと思いました。


黒田さんの作品や展示されていた、たくさんの人間国宝の方のようなものが作れるかは分かりませんが、進み続けることが大切!と思わせてくれた「棗にまつわるエトセトラ」。

自分の知らない世界に触れてみるのは本当に楽しいなと感じましたね。


次回は東京国立近代美術館の後の散歩の時のことについて書きたいと思います。