【日記】自分の知らない身近な世界について思ったこと

【日記】自分の知らない身近な世界について思ったこと

こんにちは!

今日、会社の(結構な)先輩と話をしていて、「自分の中には無い世界があるもんだなぁ~」と思う事がありました。

その先輩は車とゴルフが好きな人なんですけど、車の購入時の基準の一つに『ゴルフバックが4つ積めるか?』というものがあるそうです。

会社の仲間とゴルフに行くために、大体4人分のゴルフバッグを積んでゴルフ場に行くことがあるので、ディーラーに行って目ぼしい車を見に行くときには「ゴルフバッグ何個積めるの?」と質問するそうです。

仮に自分が車の販売をしていたとしたら、きっと答えられていなかっただろうなと思いました。

自分の中では、ゴルフをする習慣が無いのでゴルフに関わる生活の一部が想像できません。当たり前ですけど。

しかし、その一方ではゴルフをする人で、かつ車に乗る人からすれば”自分が買いたい車でゴルフバッグはいくつ積めるか?”は重要な情報になります。

実際に、ホンダのホームページには、ゴルフバッグがどれだけ積めるかを分かりやすくまとめているページがありました(コチラ)。

最近思うことの一つに、自分が知らない世界の広さという意味で、これまでは世界の国土の広さという部分にしか思いを巡らせていませんでした。

でも、身近なモノ・コトにおいてもそれぞれの世界があり、その世界に関わる人の数や知識の量は膨大だなと思ったわけです。

 

新しい技術

ニュースなどではまだ見かける事の無い新しい技術についても同じです。

最近知って実現したら面白そうだなぁ~と思った内容が2つありました。

ひとつはコチラ↓

「窓ガラス発電」登場へ 無限に降り注ぐ「赤外光」活用の新技術

 

太陽の光の内で大半を占める赤外光と呼ばれる波長の長い光があるのですが、その光自体はエネルギーが弱いので別のエネルギーに転換することが出来ないとされていたようです。

しかし、量だけで言えば膨大な量です。

なんと言っても光が当たる部分というのは、地球規模なわけですから。

その全てとは言わないまでも日常的に降り注いでいる赤外光を使う事が出来れば発電(水素に転じて)発電なども出来れば、原発や火力発電などはいらないわけです。

エネルギー問題に関しては終止符を打てちゃいますよね。まぁ利権が絡むので実世界での実現では別の課題もあるでしょうけど。

 

もう一つ、興味を持ったのはコチラ↓

「ノイズは邪魔だが役に立つ?」 確率共鳴で新発見。サイエンス・インカレ受賞者インタビュー(東京理科大学・堀眞弘さん)

内容はイマイチ難しいのですが、以下引用です。

確率共鳴は、通常検出できないような微弱な信号に適度な雑音が加わるとある確率の下で反応が向上し感度よく検出されるようになる現象です。

もともとは物理の分野で研究されていたのですが、その後生物の感覚器を使った実験で確率共鳴が見出され、多くの生き物(僕たち人間も含む)が神経伝達などにおいて確率共鳴を利用している可能性が指摘されてきました。自分の体が知らず知らずのうちにノイズを利用していると考えたら、本当に面白いと思いませんか?

~中略~

今回の研究では、この確率共鳴現象において、今まで考案されてこなかった新規な振る舞いを示す特徴的な系を発見しました。
従来の確率共鳴ではある特定のノイズ強度においてのみ共鳴が起こりましたが、僕の発見した系では複数のノイズ強度に対して共鳴が起こります。
さらに、このことを画像処理に応用することで、画像からノイズを除去することにも成功しました。

確立共鳴についてはwikiを参照して頂くとして、簡単に言えば信号にノイズをくわえて共鳴させることで特定の確率でより強い信号になる(確率共鳴のこと)現象を更に進化させてたというか、特定のノイズ強度だけだったものを複数のノイズ強度でも共鳴が出来る系を発見できたことで、従来の信号をより強く出来るようになったわけです。

確率共鳴については、日経新聞の記事にも分かりやすい内容がありました。

この技術を画像のノイズ除去に応用したというのも凄いです。

 

無駄なことなんてない

この記事を読んで思ったことは、不要なものも実は使い道があるんだなぁ~ということです。

「それなんの役に立つの?」

っていうキラーワードがありますよね。

例えば趣味とかは特にそう。

無関心な人からしたら、特定の趣味に没頭している人に対して言いたくなる(聞きたくなる)言葉です。

当の本人からすれば役に立つ立たないじゃなくて、ただただ楽しいだけという事だったりしますし、実際に役に立っているかは分かりません。

でも、実はそれ自体が何かのきっかけで役に立つかもしれないことを示唆していると思いました。

 

趣味が役立つ?

例えば私は最近健康のために始めた筋トレが趣味と化してきています。

元々は肝臓の数値を改善したかっただけなので、ダイエットが成功して実際に肝臓の数値はほぼ正常に戻りました。

でも、筋トレが楽しいので続けているのですが、何の役に立つの?と聞かれたら今の段階では「何もない」と言わざるを得ません。

ところが、同じように肝臓の数値を下げたいという人にだったら、自分の経験をそのまま伝えることで少しは役に立つと思いました。

例えば、「有酸素運動をすると身体が低燃費で動くようになるから逆に痩せにくくなるよ」とか「筋トレして代謝が上がれば、食事制限するよりもたくさん食べながら痩せられるよ」とか痩せるということに対してのハードルを少し下げてあげられると思います。

 

無駄だと思われることでも、誰かにとっては役に立つことがある。

ただ、その時点ではその誰かと出会っていないだけと思ったら「続けても意味ないし止めよう」という考えを変えてもよいと思えるんじゃないでしょうか?

自分はテレビゲームは殆どしませんが、昔は引きこもってゲーム漬けになっていました。

ある時に急に「意味無いから止めよう」と思って殆どやらなくなったんですけど、ゲームにおいても攻略をするという点を考えると楽しむだけではなく、問題解決の為の基礎体力をつけているとも考えられます。

何事もバランスを崩してしまう事が良くない方向へ向かうだけなのであって、ゲーム漬けになっていてもそこで得たものを誰かに向けて発信したり、その他のことも人並みにしていれば良いと思います。

実際に私の会社の同僚にドラクエの縛りプレイ(低レベルでクリアしたり、最弱の武器でクリアするなど)を楽しむ猛者がいるのですが、その経験を仕事に活かして、とりあえずやってみて反応を見て改善するという事をして自部署に貢献している人もいます。

 

話は反れてしまいましたが、堀さんが研究された確率共鳴も同じことだと思います。

ただ、医療などの分野などでも応用されればその恩恵を受ける人の数はけた違いではありますが。

それにしてもノイズも使い方次第では役に立つというのは面白い話でした。

 

まとめ

自分の知らない世界というのは、きっと無限にあると言えます。

となりの家に住む人の人間関係でさえも、見知らぬ自分にとっては未知の世界です。

他にも食べ物、音楽、乗り物、衣食住、文化、芸術、教育など様々に自分の知らない世界があると思うと、”今の自分”の世界の外に一歩出てみたら面白そうだなぁ~と思いました。

好奇心を持つことは大切だと言われますが、好奇心を持っていた方がきっと楽しいことが多いのだと思います。

いくつになってもその気持ちを保ち続けたいですね。

それでは。