【日記】座・高円寺でポーラスター第四回公演『歓喜』を見てきたよ!

こんにちは!

先日、会社の先輩の奥様が出演されるコンテンポラリーダンスの公演、龍 美帆さん主催のポーラスター第四回公演『歓喜』の舞台を見てきました。


これまでにも、その先輩の奥様が出演されるコンテンポラリーダンスの舞台を見に行ったことがありました。

正直に言えばダンス経験なんて何もありませんので、良く分かっていないながらも見る度に感化されるものがあり、今回もお誘い頂いた時に「絶対見に行こう」と思っていました。


先輩からはポーラスターの前回の公演『英雄』にも出演されるお話は聞いていましたが、この時は確かタイミングが合わずに参加できていませんでした。

ただ、内容に関して少し聞いていて、ポーラスターの公演がそもそも50代以上の方がメインの公演であることや、なじみのある楽曲が使われているので見やすい(分かりやすい?)という事だったので、今回の公演もどうなるのか?とても気になっていました。


先に結論を言うと、老若男女問わずたくさんの人に見て欲しい内容でした。

今回一緒に行った内の2名は、コンテンポラリーダンスは初めてだったようですが、二人とも「良かった~」と話していました。


今回は、この公演を見て思ったことを書きたいと思います。


座・高円寺について

今回の公演は高円寺北口にある有名な舞台の座・高円寺という場所でした。





ポーラスターの公演のポスターも掲示されています。


座・高円寺には1と2とホールが分かれています。

今回のポーラスターの公演は地下2階にあるホール2でした。



中に入ると早速シャレオツな雰囲気が漂っています。

とてもきれいなところですね。


この座・高円寺では、ダンスの他主に演劇や大衆演劇、お笑いライブといった幅広いジャンルの公演が行われているようです。

公演以外にもカフェや現代劇の戯曲とそれに関わる資料についての書庫もあり、自由に見ることが出来るとか。


この前の公演ではその辺りには行く時間が無かったので、次の機会があったら見てみようと思います。

カフェについては、火曜日が定休日のようですが、スペース自体は開放しているようです。


公的な施設ではないものの図書館チックな感じがしますね。

ちかくにこうした場所があれば、もっと演劇などが身近に感じられるかもしれませんね。


会社の先輩に事前に整理券の配布があることを聞いていましたので、早めに到着して人数分の整理券をもらって開場まで高円寺駅前で時間をつぶすことに。

競馬で大勝ちした先輩にコーヒーとアップルパイをご馳走になりました(-人-)


その後、仕事を終えたから来た同僚たちと合流して会場に向かいます。

19時の開場前にはたくさんの人が来ていました。


おそらく多くの人が今回出演されているダンサーの関係者だと思いますが、オシャレな人が多かったです。

受付されていた女性の人もバレエとかされているのかめっちゃ姿勢が良いなぁと思いました。


ポーラスター第四回公演『歓喜』を見てこれからの日本に希望を感じた

さて、今回の公演について改めて内容をお伝えしようと思いましたが、出演されていた会社の先輩の奥様のHPに分かりやすく書いてありました。

以下、引用させて頂きます。

50代オーバーの人生を謳歌するダンサー達による至極の公演ポーラスター✨✨✨
::::::::::::::::::::::::::::::
ポーラスター第四回公演
「歓喜」
心踊る願いを抱き、永遠に続く瞬間を創造し続けよう。
叶えた夢を体験するのが、この命の目的だから。
私たちは、この喜びのために生まれてきたからのだから。

公演日時
2019年5月30日 16時 / 19時30分
5月31日 12時30分 / 15時30分 / 18時30分
会場
座・高円寺2 JR中央線「高円寺」駅北口を出て徒歩5分
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-1-2 B2
https://za-koenji.jp
振付・演出
龍美帆
出演
伊藤清美
大久保恭子
長田和子
小原繁美
加島寛美
木原千恵子
久我千代子
桑山賀津子
高島真実子
冨山忠人
西澤光時
林 良子
福島史子
松野雅代
小柳美和
本橋徹郎
横田 愛
柴山未緒
大石麻衣子
岡本優香
日下部有香
小松亜海
龍美帆
前売 4,000円
当日 4,500円
学生 2,500円
小児 1,500円
(30分前開場、日時指定・全自由席)
(開演90分前に整理券配布)

今回出演されているダンサーの方は基本的に50代以上の方が大半とのこと。

先輩の奥様はその中でもかなりの若手。


にも関わらず参加されているのは、それだけ実力があるからとしか言いようがありませんね。

また、今回は主催の龍 美帆さんの教え子?のドラゴンクイーンズ(なんとニューヨークでも公演しているとか!)も参加される模様。


とても楽しみです。

整理券をもらっていたので、座席は選び放題でした。


事前に招待席の近く辺りが見やすいよ、と聞いていたのですが、一番前の席に座って見ることに。

舞台がすぐ目の前なので迫力がありそうです。


馴染み深い曲とコンテンポラリーダンスのコントラスト

公演内容についてですが、パンフレットをもらいましたので、そちらをご覧ください。



公演が始まる前は八神純子さんの名曲ポーラスター(後から調べました…汗)がかけられています。

この曲にインスパイアされて、ポーラスターという公演名にしたのでしょうか?


そうこうしている間に開演時間になりました。

ダンサーとして出演されるマダムが注意事項を読み上げていよいよスタートです。


冒頭からAIの『みんながみんな英雄』の曲に合わせて、ダンサーのみなさんがスーパースマイルでダンスします。

とても50代以上の方がダンスをされているとは思えないほど、パワーを感じます。


ちなみに、後から聞いた話で50代以上とのことでしたが、多くの方が60歳手前なんだとか。

それを聞くまではもう少し若いんじゃないかと思っていました。


ダンスについては全然知らないのですが、コンテンポラリーダンスの公演ではあるものの、JAZZというジャンルのダンス経験者が多いようです。

また、ジャズコンテンポラリーというジャンルもあるようです。


曲の雰囲気によってダンスの表現方法が変わるというか、ポップス系など現代的な音楽の場合は、ジャズダンス。

前衛的な音楽の時はコンテンポラリーダンスという感じでしょうか。


でも、面白かったのが長渕剛さんの名曲『乾杯』のライブバージョンの曲も使用されているようで、ライブで観客が歌うところから長渕さんの歌が入るという部分が使用されていました。

こんな曲もダンスに出来るんだと思うと、自分がイメージするダンス公演とは少し違う印象でした。


過去に見てきたコンテンポラリーダンスもそうですが、音楽に合わせてダンスをすることに違いはありませんが、ダンスをする=リズムにのって身体を動かすというよりも、何かを表現することに重きをおいているような感じです。

ただ、その時の音楽というのも、前衛的な実験音楽や効果音という感じの音楽でした。


でも、今回の公演ではダンスで何かを表現するというコンテンポラリーダンスな部分、音楽のリズムに合わせてダンスをするジャズダンスの部分があり、その中で使われる音楽がポップスだったり歌謡曲だったり、ピアノの楽曲だったりと割と身近な音楽が多いので、ダンス自体も身近に感じられた気がします。

ドラゴンクイーンズのパートでは、ZARDの『負けないで』に合わせてにパワフルなダンスが見れました。


音楽がポップスですが、ダンスはコンテンポラリーダンスという不思議な組み合わせです。

でも、ニコニコして全力で踊っているので自然と見ている自分も楽しくなってきます。


ニューヨークでも公演をしたというドラゴンクイーンズですが、まだまだこれから活躍していくグループという事もあってタイトルは『遥かな夢』でした。

個々でもダンスを教えていらっしゃるようで、今後が楽しみですね(←誰目線なのか…)。


ドラゴンクイーンズに続いて、龍 美帆さんのソロパートでタイトルは『街』がありました。

今回の公演の演出もされていますが、そもそもご自身もコンテンポラリーダンスを踊るダンサー。


ドラゴンクイーンズで楽しい雰囲気のダンスを見た後なので、何となく厳かな感じがします。

一つ一つの動きが何を表現しているのかが分かると、もっと楽しいのだろうなぁ~と思いました。


最後は、白い衣装で全員が登場。

感動的なフィナーレでした。


まとめと感想

今回の公演は約1時間ちょっとでしたが、あっという間に終わってしまった感じです。

『歓喜』というテーマだけあって、何とも幸福感に包まれた公演でしたね~。


印象的だったのは、ダンサーのみなさんの笑顔がまぁ素敵なこと。

こちらがつられて笑顔になってしまうくらいです。


シニアのダンサーということで、動きのスピード感という点ではドラゴンクイーンズの若手のダンサーが印象的でしたが、長年ダンスをされている方の経験値や表現という点ではシニアのダンサー方の貫禄は凄まじいものがありました。

アップテンポな曲では長年ジャズダンスをされているんだろうなぁと思うほど、楽しんでいる感じや魅せるということがどういう事かを見れたように思います。


また男性のダンサーが4人いたのですが、みなさんダンディーな方ばかりでとてもカッコよかったです。

多くが女性のダンサーでしたが、男性が入ることで物語が生まれる感じや、ダイナミックな表現が出来るんだなぁと思いました。


最後に今回のポーラスター第四回公演『歓喜』を見て、個人的に思ったことがいくつかありました。

一つは、年齢は関係無いということです。


単純な所で言えば、身体的な動きでダンスが評価されてしまうなら、今回の50代の人のダンスについてはきっとそれほど評価されないんだと思います。

でも、身体的な動きの充実さは魅力の一部分であり、音楽との調和や表現力という部分がそうした身体的な動きとシンクロすることで、見ている人に感動をもたらすという点で考えると、年齢的な身体の動きだけではなく、全体の構成や音楽という点も含めた総合的な部分が調和することが大切なんだなと思いました。


また、であるからこそこれからの高齢化社会において、若い人には若い人の、高齢の方には高齢の方のそれぞれの持ち味を活かすことの大切さを感じました。

それだけではなく、環境を取り巻くテクノロジーや自然といったものが、心地よく調和すれば高齢化社会もなんのその!と思えるんじゃないでしょうか。


そもそも若い人だけ~とか、高齢の方だけ~という枠を設けるような考え自体が古いというか、勿体無さを生んでいると思いませんか?

ダンスと言えば、若い内が華、歳を重ねて身体が動かなくなったら勝負できないと考える人はダンスを知らない人ほど世間には多いと思います。


でも、若い・若くないを分ける必要は無くて、何かが必要であれば、全員にリソースを分けるのではなく、必要な人に必要な分だけあれば良いと思います。

ダンスという世界では身体能力の高さが一つのステータスになりえるのかもしれません。


ただ、その時点で持てる能力を発揮できる場があれば、魅せ方があれば感動を与えることは十二分にできる。

コンテンポラリーダンスの世界がどういったものかは詳しくありませんが、身体能力が高さがヒエラルキーの上位にあるという考えがあるとしたら、そうした考え方は過去のものになっていくんだと思います。


もちろん、突出して凄い能力(身体的な能力含む)は人を惹きつけるものがあります。

でも、それは真似しようがありません。


だからこそ、それだけで勝負するんじゃなくてもっと全体で、総合的という視点で勝負することが今後にとって非常に重要なことだと思いました。

常に未来でどうありたいのか?を問い続けること。


そういった点を考えても、冒頭書いたように老若男女多くの人に見てもらいたいです。

例えば、高齢の方が多い地域であったり、学生に向けて学園祭なんかにも呼ばれることがあればと思いました。


ただ、みなさん忙しいので中々そろっての公演は難しいでしょう…。

そう考えると、この機会に見ることができてほんとにラッキーだったなと思います。


お誘いいただいた会社の先輩と出演されていた奥様、一緒に行ってくれた会社の同僚に感謝です。

また、次回があったら必ず観に行こうと思います。


おまけ・・・公演後は高円寺でお肉

公演後は高円寺にあるパテ屋ブラーチョというお店で、飲み会。





飲み放題付き3500円のコースにしたのですが、料理のボリュームは全体的に少なめだったので、飲みに徹したい人には良かったかもしれません。

お肉はとっても美味しかったので、ガッツリ食べたい人は追加で頼む必要がありそうです。


でも、こじんまりとしたお店の雰囲気が良いので、近かったら通って馴染みのお店にしやすそうでした。

モヤさまで見た薔薇亭も近くにあって少しワクワク。


高円寺は殆ど来たことがありませんでしたが、雰囲気がいい感じですよね。

また遊びに来たいと思います。